私の今日の悩みは経済的な不安だった。
経済的安定と無縁な小規模ビジネスだから致し方ないと思って悩んでいた。
しかし、他人の悩みを小耳に挟んだ時に、私の悩みと彼の悩みの原因は一緒だと笑ってしまった。
ちなみに彼は超安定した巨大企業であり経済的不安定とは無縁な世界の人だが、そんな恵まれた彼は、その部分の幸せを感じることが出来ない。
幸せはあっても感じる力がないと無いんだ。
そして、それは私にも同じことだった。
今日は1日不安とのお付き合いだった
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不安が多い日だから、ブログの題材にしてみた。
目次
甥っ子から父へ人生相談があった
私が小規模ビジネスとしてのコロちゃん不況に先の不安に打ちひしがれている今日、日本有数のおそらく五本の指か両手の指に入るであろう巨大企業に勤める甥っ子から悩みの相談が父にあった。
父は国家公務員としてそこそこ成功者だから巨大企業の甥っ子は父にしか相談しないのだ。
相談内容にびっくり
まず彼のプロフィールから
- 彼は超安定している巨大企業の正社員である。
- 休日も多いし残業も少ない恵まれた生活。
- まだ若手社員だが都心に豪華デザイナー戸建てを購入した。
- コロちゃん不況なんて無縁である
その今のコロちゃん不況に恵まれた環境である彼が相談する内容はなんだろう?
会社を辞めたいそうだ。
会社を辞めたいと思うほどに仕事や職場が気に入らないようだ。
聞き耳を立てていた私の感想
このコロちゃん不況が長引く中で、絶対に倒産の危機がなく、リストラの懸念もない日本有数の巨大企業にいて、悠々自適なサラリーマン生活が出来ているのに、感謝、幸せが彼からは感じられない。
成功している芸能人も時々自殺してしまうこともあるので、成功者が幸せとは限らずに、その影には大きな悩みを抱えているのが人間であることは少しは理解できる。(私が好む芸能人だから甘ちゃんという気持ちより、尊敬しているし、この先は彼、彼女の姿が見れないので心を痛めている)
ただ、甥っ子の悩みの内容は幼稚にしか思えなかった。
それでも彼には大きな悩みであることは間違いないのだが。。
彼には言わなかったが、この時代に不安がない生活ができる条件が保証されているだけでも十分に幸せなことだ。
職場に多少問題があっても、会社が無くなったり、リストラが増えたコロちゃん時代に、彼は、順風満帆な大企業の中の大企業に勤務しているだけでも感謝すれば不安も忘れそうなのに。
私に相談しているので無く、国家公務員だった父に相談していたからお節介な発言は控えたが、本当に馬鹿だなあと思った。
今ある幸せを感じてない点が勿体無いし馬鹿だと思ったのです。
そう思った途端、私の不安が蒸発した
彼のこのタイミングの悩み相談は、今日の私に対する合わせ鏡そのものだった。
彼は、この長引く終わりのない不況に対して、巨大企業のメリットを享受する幸せを感じることが出来ない状況にあった。
巨大企業には競争激しくて大変な会社もあるが、彼のそれは違うタイプなので、国家公務員の安定と民間の高収入の良い所どりした企業だから本当に今の時代に感謝が多いのだが。
彼ほど恵まれた経済的安定を得ても、幸せを感じられない人がいるのか。
私は経済的不安が減ったら安心できる、幸せを感じると思って今日を悩んでいたが、彼ほどの立場になっても感謝が湧かない人もいる。
幸せは感じる能力、感度が無ければ、外部状況が変わっても幸せになれないなと悟った。
今日の私も同じだったのか
彼の言動、悩みを小耳に挟みながら、今日の私は同じだったと思った。
今ある幸せに気付ける能力が無ければ、幸せになれない。
何がどう得られても、幸せ感度がないなら永遠に終わらない。
正直思うのは、彼の今の状況は、男性が憧れる経済的安定の頂点にあると思う。それであの悩みなんだから、幸せは感度によって決まると明確になった。
私も今日は変だった。
愛する妻は元気だった。私も健康的だった。
もう、これだけでも幸せと感謝の99%は揃っている。
お金の不安は大義名分となりがちだが、しかし、今日明日の生活に困るような貧困ではないし、お金があると言えばある。
住む家だってある。最新型エアコンの快適な暖房も使えている。こうして今は大塚家具のお気に入りのソファーに座ってiPad Proで快適にブログも書いている。
幸せのオンパレードである。
不安になっていたら十分に勿体無い今日を生きている。
今日は私には珍しくどん底に不安だったけど、その気持ちがなければ、彼の相談内容に心を打たれることもなかったはず。
今日のどん底不安は良いことに裏返った瞬間だ。
甥っ子よ、ありがとう、今日の父への人生相談で私は目が覚めたよ。君ほどの経済的安定を得ても、感謝を忘れて幸せを感じられない状況を見せてくれてありがとう!
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