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サル家は全館床暖房だった
35年前の新築当時は床暖房は日本の最先端だった。空気を汚さないし家中が暖かい。
各部屋には暖房器具やエアコンを買わなくて良い。故に部屋がごちゃごちゃしない。
この家の購入時に、
と売る側から知らされていた事はある。
それは床暖房を起動しても直ぐに暖まるわけでは無い事。
それは誰でも容易に想像付くのでスルーしてた。
エネルギー代をお財布が出せるなら、出来れば冬はつけっぱなしが快適だと言われてたが。(当時の床暖房は燃費最悪)
当時の床暖房は燃費悪かった
今の家とは違い、当時はサッシも二重になってないし、床暖房も日本では出たばかりのビギナー技術。
当然ながら燃費は悪く、全館床暖房なんてエネルギー費用的に庶民にはキツかった。
2度目の冬を迎える時には、来客の予定日には朝から全館床暖房をオンにして見栄を張る。それだけの来客専用設備となり、普段は後から各部屋に付けたFF式石油ヒーターを使う様になった。
最近の床暖房は燃費良好らしい
私が調べた限りでは、最近の床暖房は燃費良好らしい。羨ましいな。
床暖房、壊れたら邪魔設備
サル家は、あまり使わなかった為か?
床暖房設備は壊れた。だいたい5年目くらい?
この手の組込みの設備は、ハウスメーカーにしか修理依頼も出せないから高そうだし、元々あまり使わなかった設備なので放置することにした。
ところが全館床暖房の設備は床下の液が回る配管は見えないから良いとしてもボイラーは屋外に大きいサイズなのが邪魔だし、ボイラーだけは取り外せても、床下に液体を回す為の大きな何かの設備は家に合体した金属の塊で永遠に残った。
特にこの手の設備は家の敷地内の影の方にあるので、隣家との境界線との距離が1m程度の狭い庭の側なので、何かで歩くときに邪魔過ぎるのに外せない設備は邪魔過ぎる。
更に、床暖房の設備が床下に入る設計の家なので、建物自体の床の高さが普通の家より高く設計されていたのも失敗。
つまり地面から一階の床までの高さがあるので、玄関入る時に階段の段数が普通の家より多いし、庭から家に入るにも階段の段数が多くある。
若い頃は、周囲の家より背丈があるのはカッコ良いしか思わなかった。
老後のことは見落としてたが、両親が90になり、家の出入りには階段部分では介助が必要な日が増えた。体調次第では一人で昇降するけれど。
最新設備はほんとに大丈夫なのか?
サル家は何十年も昔の全館暖房だから悪いだけ?
最近の家は、床暖房でも空調でも全館一括が多い様な気がする。
今のは燃費は良いらしいけど、何も落とし穴はないのか?
これって壊れたときに、ほんとに大丈夫なのかなあ?
例えば、FF式ヒーターは、壊れたときに、電気屋さんでその時にコスパ良いのを買い換えれば燃費は最新にグレードアップされるし、各社競争してる電気屋さんでお買い得品を買う事が出来る。
一部屋単位で壊れて買い替えだから一度に大金出費にはならない。
治るまで故障してない部屋で過ごせば修理や買い替えまで暑さ寒さを凌げる。
エアコンだって、各部屋単位で最新式に買い換えるのはメリットが大きい。
全館空調とか全館床暖房は家に組み込みで、しかもまだ何十年もフィールド実績は無いから、何か困る事は無いのかなあ?
例えば心配なのは
- 全館の空調は屋内空気の通路内部にカビが繁殖したらどうなるのか?
- 全館の空調は、停電とか長期間の留守とか、電気代キツイとかで停止させたら、再起動時に臭くなったりしない?カーエアコンはオンオフすると臭くなるけど。
- 壊れた時、最新のエアコンに買い替えるみたいに全館空調も最新機種に出来るの?修理しか出来ないの?
- いずれにしても、ハウスメーカー依存するから、普通のエアコン買い替えみたいに他社と比較して買う事はできないので高くても言い値でやるしか無くなる?
- 床暖房もやっぱりハウスメーカー依存なので、何かで嫌になった時に他社にする事も出来ないし、故障したら家中寒くなるのも怖いかも。
まるで人質
住宅に組込みの設備に頼るのは、新築時は見た目も良く、性能も良く、素晴らしいけど、30年先も考えた時、性能は追い越されてるし、カビ発生とか内部にしないのか?故障とかしないのか?
家と設備が融合した形だから変えがきかない。
それは住宅ローンを組んでから逃げ道のない人質みたいな気がするのはサルだけかい?
補足
サルは最近の全館空調とか床暖房の家を買ったのではないさ。大昔の家だから大変だったのかも知れない。
だから、もしかして、今から買う人が見たら、リスクはないのか?きちんと聞いて安心してから買うと良いね。
最悪の壊れ方をした時にも直せる予算を住宅ローンとは別枠に残せば安心だからね。
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