家を買う前に知るべき事(2)維持管理費用は家によって違う

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登場人物について

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ウサウサ(妻)

ウサウサ(妻)アラシー?約60才。
自分を可愛いウサギかクアッカワラビーだと思っている。

前者(心屋仁之助さんが定義した前者後者の前者)で、社会人として有能な人。

でも勉強が嫌いだから四文字熟語をほとんど知らないし、脳味噌は子供に近いよ。

  • 不要な価値判断の観念が無いまま大人になった人。
  • 曇りの無い目(心)で、ありのままを見ている人。

そんな印象なのがウサウサ。

ニコニコ猿

サルから見たウサウサは料理が上手だよ。

サル(筆者)

サル(筆者)は60代男性です。

なぜサルなのか?それはサルに似ているとウサウサが言い始めたのがきっかけ。
最近まで自分が有能な人類だと思って生きて来たので相当嫌なヤツでした。

典型的な後者なのに、前者だと思って最近まで生きて来た為、大迷惑な存在だったかも知れない。

ウサウサが大好き過ぎてキモいと言われる事をする。

シマキチ(ネコ)

一年位前に我が家に来た元は保護ネコちゃん。

キジトラのメス猫。

性格は、まるで人間が入っているかと思うほど頭が良い一面もあるし、シバ犬のような馬鹿っぽい可愛さもある。

そんなシマキチは、今ではサルとウサウサの娘になった。

娘が元々二人いたけれど、二人とも嫁いだので今では三女のにゃもだけが同居する娘だ。

前書き

サルは某住宅メーカーの一戸建てに住んでいる。その前は分譲マンション、賃貸マンションにも住んでいた。
戸建ては35年住んでメンテナンスも色々経験した今だから分かる持ち家の選びの落とし穴は沢山知っている。家を買う前に知りたかったから、この経験を若い持家を買う前の人に伝えられたらと。

考える猿

サルは一戸建ての話をメインに書くけど、マンションでも通じる話も多いと思うよ。

目次

一戸建てなら買った後は無料か?

分譲マンションの場合には購入した後も共益費、修繕積立金など、住宅ローン以外にも維持管理費用が必要なことはわかる。

しかし、一戸建てを買うと30年、50年と無料で住めそうな気がしてた。
もちろん固定資産税、火災保険、地震保険は必要だけど、建物自体は多少の汚れは我慢したら無料で住めそうな気がしない?

ちなみに、サルの家は、その当時の宣伝だと50年住める的な謳い文句で当時最新の家の一つだよ。

営業マン

この頑丈な家の唯一の欠点は、頑丈過ぎるために建て替え時に解体費用が高くつく事です。

と当時の営業マンに言われていた。

ところが、頑丈であるはずの家は、十年も経たないで壁に大きな損傷(雨水の侵入で外壁も内壁も)問題を抱えた。
そのときは十年未満だから修理費用は全額保証対応されたけど。

その説明の中で初めて知ったのは驚愕の事実があった。

怒るサル

十年周期に壁と屋根の塗装を行わないと家が壊れてしまうという恐ろしい説明だった。しかも費用は160万円くらい。
当たり前の話として言われたんだよ。

頭を使わないとダメだった

家を買う前には知らされてないデメリットは壁と屋根の塗装継続しなければダメなこと。

見た目の綺麗か好みの問題ではなく、壊れるか壊れないかの死活問題。

もちろん、買う前にサルから営業マンに質問しないのが悪かった。

  • 「この家の壁はメンテしないでも何十年も持つんですか?」
  • 「この家の屋根は塗装しないでも何十年も持つんでスカ?」

と購入前の時点でサルが質問したら、正直に10年単位に160万円のメンテが必要になる回答はされたと思う。
十年周期で数十万円なら許すけど、この160万円は家選びの一つの基準になるべき金額だと思う。

存在を知らないと質問も出来ない

当時のサルには、そんな落とし穴は予想してないから質問できなかった。

だから、ここを訪れた若い人は、家を買う時は、売る側は都合の悪い事は不必要に言わない性質がある事を知ってね。

考える猿

貴方の担当営業は人間性は良い人かも知れない。
しかしサラリーマンだから会社の不利になる説明を、聞かれてもいないのに自分から説明する事は出来ない事情があるかも知れない。
サルの担当営業も本来は良い人だと今でも思っている。
彼は彼の立場に忠実なだけだろう。そんな彼は心が痛んだのか?偶然か?大病抱えて退職したそうだ。

結局、サル家が壊れない為の最低費用は

結局はサル家は10年周期で屋根と壁の塗装が必須だと後から知った。
その費用は足場代を入れて160万円(前回まで)くらい。今は物価が上がったから200万円くらいかも知れない。

不服があっても10年メンテナンスは避けて通れない。
もし無視して屋根が劣化した場合の葺き替えは最低400万円くらいになりそうだし、運悪く壁が劣化した際の壁板交換は大型クレーンで先に屋根から取り外す手順らしいので実際は家自体の建て替えになりそうだよ。

今も高額なメーカー経由で定期メンテする理由

何度か定期メンテをする中で感じたことは、屋根も壁も塗料メーカーの指定塗料を塗らないとダメな設計になっている。

その塗料は、特殊仕様で一般の工務店だと扱ってないそうだ。

こうしてサルの家は、塗料メーカーや住宅メーカーの売上に永遠に貢献する設計になっていたようだ。

メンテを無視した時に屋根と壁が壊れるのは単なる脅しではない。
サルの家はメンテナンスしてたのに壁が壊れたこともあった。
それはメンテナンス業者(メーカー指定)の技術がよくなかったのか?その時は無償で治してはくれた。

ただ、周期的なメンテナンスで塗装をやり直さないと壊れる家だということはこの破損で確信した。

一戸建ては買ったら一生涯安心して住めるなんて夢物語だった。

50年済むなら

160万円✖️5=900万円。

つまり家の購入価格に、900万円を余計に払う計算だね。

仮に建物として3000万円の家なら3900万円が本当の価格だ。
もし住宅ローンだけで手一杯な経済力だったら家が朽ち果てるのを黙ってみる事になったのかも知れない。

実は、サルの家と同時代の同設計の家が車でよく通過する道路脇にあったんだけど、メンテしてなかった成れの果てだった。彼はメンテ費用がなかったのか?手遅れでどうしようもなかったのか?
壁は年々劣化が激しくなっているのが走行中の脇見程度でもわかった。
今年はついに空き家になった。家主は今頃どうしているのだろう?

全ての家で同じ維持コストでは無い

上記の定期メンテしないと壊れる家は、全部の家では無い。

維持費がかからない例

例えば、サルの家と同時期に建築された近所の別メーカーの家は、この手のメンテナンスは過去一度も行ってないし、一回も足場を組んだ姿も見た事もないが、40年経過した今でも問題なしでキレイな屋根と壁だ。
ちなみにその人の家は住友林業の家。
購入価格はサル家と同じくらいだったので、もし当時のサルがあれを選んでさえいたら塗装費用900万円は別な楽しい事に豊かに使えたのだろうか住友林業の家が羨ましいな。

でも今現在の各社の様子はわからないので、今から買う若い人は、どのメーカーの家なら安心なのか自分でよく見極めてね。

維持費がかかる例

また別な知り合いの家の話もしよう。サルとは別な某ハウスメーカーの家だけど彼はメンテナンス契約をして、きちんと定期的に点検対応してもらっていた。と聞いている。

しかしローン完済して保証が切れた途端に屋根が劣化したと言われたそうだ。

彼は保証期間、メンテ契約中は何も言われなかったのに、保証が切れてすぐ初めて言われた見積もりは屋根の葺き替え修理400万円。

やっとローンが終わった途端に400万円の修理代のショックと、メーカーにメンテも周期的にしてもらっていたのに何も言われてなかった事に不信感になったらしい。

毎年の真面目に健康診断を受けていても次回人間ドックで死の余命宣告をされる人と同じような話だね。

頭に来た彼は、その家を中古売却して他メーカーの家に住み変え希望らしいが、屋根を治すべき家が売れるはずもなく気の毒である。その先は気の毒で聞いてないがサルの予想では売却は負担が大きくなるから我慢して修理して住むのではないか。
つまり彼の家も本当は周期的に高額メンテをサルみたいにすべきだったのだろうか。
あるいは当時の設計ではわかっていなかった問題が自動車のリコールのように後から出てきてどうしようもなかったのか?リコールなら無料だけど彼の場合は結局自腹だから、子供さん大学とかお金がかかる時期らしいし気の毒だ。

持ち家を買う前の知恵

どんなメンテナンスが必要か細かく質問しよう

それ、しなかったらどんなリスクが?必ず聞いて文書で回答を貰おうね。

サルの場合は、口で聞いたことを思い出して後から文句言ってもダメだった。

怒るサル

解体が簡単にできない事が唯一の欠点で、それほどまでに頑丈な家だと言ってたじゃないかあ〜

って抗議しても無駄だったし、当時の担当者も移動や退職してたりするし。

家は一生の買い物だと思うのはサルみたいな庶民だけみたい。

家を売る側は20年、30年の保証期間が家の寿命らしい。(最新の家はもっと長い保証期間がある場合も)

サルの家は20年位で二度目の大きなダメージを出した時に、家の買い替え時期だと当たり前のように言われてびっくりしたよ。下手すればローン終わらない時期に買い替え勧める(笑)。

結論

家でもマンションでも買う前は良い話ばかりされるから、売る側が隠したい話もキチンと聞き出す為に頭を使おうね。
名の知れた会社から買う場合は疑いもしないけど、売る側もサラリーマンで自分の立場を守らなければならない。
それに最新技術の家は良いことだけって彼自身も不勉強で盲信している可能性がある。
家を庶民が買う場合は50年安心して住みたいけど、それなら自分自身も頭を使わないとダメ。

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あとがき

家を買う前に知るべきことシリーズは、サルの経験から書いてますが、サルの若い頃の人徳の無さから招いた事かも知れません。読者さんの場合には正直不動産の永瀬(山下智久)さんみたいな素晴らしい営業マンに当たって、メリットもデメリットも聞いた上で比較検討できるかも知れません。

ニコニコ猿

単なる一例として、サルの人生を笑ってみてくださいね。

サルの一言

サル(筆者)は、引き寄せの法則も健康食品も素人で1ユーザーに過ぎません。

ここに書いた事は自分では良いと思うけど、間違えてたり、誤報を信じてたりする可能性もあります。

商品購入リンクも基本的には自分が購入した物ですが、中には自分の購入したそのもののリンクではなく、記事執筆時点で検索したリンクもあったかも知れないし、リンクミスもあるかも知れない。

購入、使用は自己責任で確認願います。

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