サルは台所で洗い物してた
サルは普段通りに朝メシ後に1人台所で食器を洗ってた。
最初は楽しんで洗い物してたはず。

気付いたら洗い物から意識は飛んでいなくなってた
突然、サルの意識がサルを客観視した時、サルは洗い物しながら、洗い物の手の感覚は無かった事に愕然とした。

サルの意識は急ぐ気持ちばかりが占領して、食器を洗っている手指の感覚など感じてなかった。
まるでサルの体は自動運転で、サルの心は急ぐ事ばかり考えてた。

思えばサルの人生は大半が何かに追い立てられて慌てている。
意識を洗う事に戻した
なんか楽しい、手の感覚も心地よい。
お気に入りの木の茶碗の肌触り、そこからご飯のネバネバが取れて行く感触が鮮明になる。
なんか幸せになって来た。

サルココ
サルは今の洗い物に専念するだけで幸せになる。生きてるだけで幸せサル。
しかし、母に気を遣い焦ってる時は、今を生きてない感じ。
焦って早回ししてる時間は楽しんで無い。
サルはイマココにいないと幸せじゃ無い。

サルココ!
