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休日の作業中、目に劇薬が入った
この劇薬はパイプの詰まりを流す物ですが、市販されている商品ではなく、運転免許証を提示して書類にサインして買うタイプの業者専用の薬でした。
私は専門業者ではないのですが、事情があってこれを買うことになりました。
本来は防護メガネをして、ガスマスクをして作業すべき場面ですが、私は急いでいたので鳥インフルエンザが騒がれた当時に購入したN95マスクだけ装着して作業しました。
ところが、劇薬が水との反応の激しさで濛々と立ち込める霧が私の目玉を直撃しました。
目玉に砂が沢山入ったような激痛でした。
基本的に眼科はやってない土曜の午後
運悪く土曜日の午後2時くらいでした。
土曜営業の眼科医でも2時はすでに閉まる瞬間です。
車で行ける範囲で全ての眼科を電話で探すも、電話に出てくれてもお断りされて救急車を呼ぶように言われるばかり。
その中で1箇所、土曜の午後は予約した患者さん専門で営業している大規模な眼科がありました。
この地域ではおそらく眼科といえば、手術といえばここだろうと有名な眼科でした。
電話で事情を説明したら予約してない私でも救急で受け入れてくださると言うので早速、妻の運転で急行しました。
緊急対応で救われる
目に入った薬剤の容器を持参して、成分など知った上での対応を期待して行きました。
受付に医師が一度来てくれて問診して、診察室に呼ばれた後もまた別な医師が問診して、とりあえず最優先は目の洗浄でした。
看護師さん数名が色々な器具を駆使して丁寧に時間と手間をかけて目の洗浄をやってくれました。
私の人生で、目玉をこれだけ洗ったことはないですね。
洗浄の後は細かく目の点検をしてくれて、とりあえず、運よく大事に至らずに済んだのでした。
目のトラブルで先の不安を考える無駄を知る
今日の午後は、失明の恐怖を味わい、目の痛みを味わい、この数時間の間は目のこと以外は何も考えてませんでした。
目に薬品が入るまでは、作業中に、コロちゃんで父と次回口論になったら何と迎え撃つか?
など家庭内での論争に対する不安を抱えてました。そのくらい重症な論争なのです我が家の場合は。
しかし、目のトラブルになった時、もし失明または視力を大幅に失うなど大問題になったら?と考えた時、この先の不安は全て消し飛んでました。
そんな大喧嘩は、健康的で幸せな親子だから出来ること。贅沢な人の暇潰しに見える
お昼時点で、今日の午後は救急で病院に行くなんて予想も出来なかった
明日の大喧嘩を心配しても、午後の目のトラブル次第では、それどころじゃなくなっていた。
先のことを思い煩うなとキリストさんが言ったらしいが、本当にそうだなと思った。
先のことを心配しているより、今やっている作業に全力で取り組んだら良かったんだ。
そうすれば眼科に急行する必要もなかった。
ただ、今回はこれで本当によかった。
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