新車が全損した交通事故だった。
悪意のある加害者と弁護士によって、被害者が3年間も大変な苦労をすることになった。
そのお陰で私は諦めて妻に助けてもらった。
そして妻の才能を見て、妻の動物的な部分と頭脳の両面を含めてリスペクトするようになった。
だから3年間の苦しみ、その苦しみを与えてくれた加害者と弁護士に感謝しているのだ。
目次
私が交通事故で苦労した記憶
既に二十年ほど昔の話ですが、遠方にドライブに行った先で私と妻が乗る新車が全損事故(保険会社は全損を認めなかった)になったことがありました。
フルオプションで購入した車で、総額が高いので車両保険もその金額に設定しての加入で万全な保険体制でした。
しかし相手が100%でスタートした事故だったので、こちらの保険を使う予定はありませんでした。
相手は交通事故の常習犯で事故当日は非常に良い人を装って罪を認めていた。
その良い人がどうしても物損にして欲しいと懇願され気の毒になって油断して物損事故で警察の事故処理してしまったのが運の尽きでした。車が全損するほどの事故で身体の痛みもあったのに馬鹿でした。
物損にすると警察の現場検証が概要だけで簡単に終わるので、後から嘘の証言をするのに有利だと知っていて言ったのでしょう。
相手は車両保険も入っておらず、自分の車を買い直すお金が欲しいために、翌日から過失割合を真逆な私側の100%過失だと言い出して、少しでも最終的な手出しを抑えたい魂胆が見え見えでした。
加害者が過失を一切認めなくなった為に、私は遠方の事故現場へ、わざわざ改めての事故見分に行く必要が出て、仕事も休みホテル代もかかりますし迷惑な話でした。
何度か現地の警察署で相談して、事情聴取を受けて、警察としてはこちらの言い分を正しいと見てくれたのですが、それでも加害者は罪を認めずで物凄い厚かましい相手でした。
双方が弁護士を立てて三年間争ったのですが、その三年間が地獄のような日々でした。
被害者が苦しむのを知ったのがこの時でした。
3年間の裁判を経験して良かった
あの3年間の戦いがあったから今の夫婦円満があったと気が付いた。
むしろ加害者と悪意ある加害者側弁護士に感謝
後者である私は、当時まだそれを知らず、バリバリの前者モードだった。
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心屋仁之助さんの前者後者の話で、とても救われて、その後の人生が楽になって夫婦円満になって幸せいっぱいです。
本当は思いっきり後者でオンボロな私だけど、
自分は有能な社会人で、頭が良くて、使える人間だと思い込んでいた。
だから裁判で加害者側の悪魔のような弁護士と戦い3年間は、2年間は私メインで被害者側の資料を連日連夜で作成していた。
しかし、何度も何度も資料を要求されて出すも、加害者弁護士は善意を持って対応する気がない。
次々と資料作成を要求して私が根負けするまで兵糧攻めにしているようだった。
私が徹夜生活の中で要求通りの資料を出しても、出しても、毎回、証拠不十分みたいな却下する。
言われた内容をきちんと出すのに、今度はあれが必要だとか言い出して、毎回、のらりくらりと逃げるのだった。
それを3年間やられたのだ。
妻を尊敬できたのは3年間の裁判の苦労があってこそ
ところが最後の1年くらい、疲れ果てた私は妻に助け舟を出した。
妻の言うように直した資料は、どこ直したのか?後者な私にはわかんないけど、何となく良くなったのは雰囲気では理解できた。
加害者の弁護士が、ずる賢い逃げ道を作れないような言い回しが妻には可能だったのだ。
そして妻の出す資料は加害者弁護士が次々と承諾した。
どうやら私が作成する事細かな資料を前者な妻が治すと言う作業分担だと最高の仕上がりになると判明した。
私が単独で作成する資料は、相手の付け入る隙が多く、苦労が実らないが妻が手直しするだけで悪意に打ち勝てる!
その繰り返しで最後の1年間で被害者としての立証すべき資料は全て加害者弁護士に受理された。
最後に裁判所に行って、全て終了したのがちょうど3年目だった。
妻の文書作成能力、交渉能力を知った
この最後の1年間、妻のお陰で裁判に向けて悪魔のような敵側弁護士に打ち勝つことができた。
こちらの弁護士は過失が無いだけにやる気がないので私達でダイレクトに戦った方が良いくらいでした。
私の味方は妻1人でした。
その妻の文章作成能力、弁護士との交渉能力の高さは私の想像とは違ってました。
私はそれまで妻をみくびってました。
勉強ができない妻で、言葉を知らないし、交渉なんて無理だと思ってました。
実際は世間知らずは私の方で、言葉を使いこなせてないのも私の方でした。
特に悪意のある人を相手にする場合に、相手の一歩先、一歩上を行くような先方は私には皆目見当も付きませんでしたが、妻は悪意のある弁護士に対しても逃げ場を作らせない賢い頭脳がありました。
この先の人生で、私は妻をバカにすることなく、妻を尊敬するようになってました。
あの時の裁判の苦労をしてなかったら、私は一生妻をバカにしていて、妻の能力に頼ることもなくバカみたいに苦労する人生を歩んだと思います。
あの経験がなかったら、心や仁之助さんの講演会に行っても、前者後者の話を理解することもなく終わったでしょう。
こうなると、あの時の悪質な加害者と悪意の塊みたいな弁護士に対して、私の人生の修正をしてくれた感謝すべき人たちです。
容赦ない感謝を信じられる土台にもなった
この交通事故は新車を失うという災難だったし、加害者が悪人だったのも、弁護士が悪意だったのも、3年も要したのも災難だったが、お陰で良かったと今は感謝だから、容赦ない感謝が正解だと今は思えている。
現実的な学びも
スピ的な学びが一番収穫ですが、現実的な学びもありました。
私は弁護士の知り合いなんて居なかったので、保険屋さんお抱えの弁護士を使いました。
しかし、信頼する代理店の指名する弁護士なら良いけれど、とても信頼など出来ない代理店の指名した弁護士は最悪でした。
過失がない私の弁護をお金をかけてまでやってくれるものではなかった。
元々保険会社の出費がない事故なので、弁護士特約に大金を払う気がない。弁護士が頑張っても保険会社の利益は何も出ないから。
この学びは、将来もし自分や身内で裁判が必要になったら、その時点で信頼できる代理店であれば弁護士を指定してもらうけど、そうでないならば自分で交通事故に強い弁護を探して直接私が依頼主として依頼しようと思う。
弁護士も保険会社も被害者を救済するのが使命だと思っていたら大間違いだから。
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