長年、両親の思考パターンで受け入れ難い部分が多々あった。
自分も50代後半と言う年齢なったら、疑問だった両親の気持ちが分かるか?
と問われたら、今でも相変わらず理解不能です(笑)。
- なんで、こんな変な判断をするの?
- 優しく丁寧に説明しても両親は頑固で話にならない
この悩み事は今でも毎日のようにある。
目次
彼らも正しいのか
ふと気が付けば、「自分の方が正しい」主張の衝突である点は、全く同じことをしている。
お互いに本気で自分こそが正しいと思っている。
たぶん、正しい、間違い、あるいは、物理法則に合っている、合ってない、そう言う観点で言えば、大半の議論は私が正しいとは思う。
でも、両親の頭の中のモノサシでは彼らが正しいんだろう。
頭の中のモノサシが両親と私では違う
何をどう説明しても、私の言う言葉は途中で遮られて、心に届いてない事が良くある。
ガス風呂釜を50度に設定して使えば、風呂釜は焼けて寿命を短縮して損するし、混合をミスれば火傷の危険性がある。
何度も話をしてきたが、理解されずに繰り返す高温への設定変更。
ガス風呂釜屋さんが来た折にプロの見解として不必要に高い温度設定は窯が焼けてしまうのでよろしく無いと言ってくれたにも関わらずダメ。
努力はしたので諦める
これまで気長に理解力が衰えて来た親に理解を求める努力はやってきた。
我ながら涙ぐましい馬鹿とも思う根気よくやった。
頑張れば頑張るほどに頑固になる親だった。
引き寄せ的に言えば、頑張って説得しなければと言う思考が現実を更に強化したのかもしれない。
この先は、私に出来る事は、自分の気分良くする思考の選択だけ。
この親の思考パターンをこのままで受け容れるしか無い。
もう、これで良い。これ以上頑張りたく無い。
そう決めたら、かなり気が楽になった。
私の頭の中のモノサシで親の行動を測って裁く事を辞めたら、間違いだらけの親は居なくなった。
物差しを脇に除けたら、そこに残ったのは親であり、正すべき間違いの親はいなくなった。まるで手品。
それでも現実問題としては
- 風呂釜が短命になるかも知れない
- 火傷する危険があるかも知れない
しかし、風呂釜が短命になっても良い。と思う事にした。これも受け入れた。
無駄にお金が減ると言う不安で寿命を気にするだけで、お金は空気のように自由に使えるとしたら?
説明しても分からない親を頭の中で裁く事の方が嫌な気分を引き寄せて大損だ。
火傷の心配も、自分達が気を付けたら何とかなるし、その程度は苦労では無い。
むしろ親が馬鹿なのか?と裁く思考こそが気分を悪くするので、大損だ。
親自身が火傷すれば自ら変わる事になるのかも知れない。
とにかく、話し合っても変えられない事は、そのまま受け入れてみたら気は楽になった。
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